茶色い「配給車」を作る
かつて工場と電車区で部品のやりとりをしていた「配給車」。
今ではクモル145系が有名ですが、今回その一つ前の世代にあたるクモル24/クル29を作ってみました。
まず素材
かれこれ1年以上前、旧型国電のGMキットを をいろいろサーチしてたら見つけたこのGM#308、通販で中身を見ると配給車の側面みたいなのがあるじゃん…
それから気になってしまいポチってしまった次第。
配給車用の荷台パーツはこのキット用ではなく、同じ金型の姉妹キット(#306 クモハ11400)用ですが、そちらが現在入手困難のためこちらから作成することに。
なお荷台パーツは1セットに1両分(屋根/床下のランナーに1枚)しかないため、2両作るにあたっては2セット必要となります。
クモル24の方は以前製作しました。
今回はその相方・クル29の製作録を…
元のキットが両運転台車であるため、クモルの残りから作ります。
クル29・クモル23用となる前面はこのキットに含まれていないので、最も近くてそれっぽいものを流用。屋根は元が両運転台車のため反対側が使えます。
クモニ13の側面を3つに切って、両側を使います。
このキットは同じ側面が2枚(×2種)入っているので、クモルもクルも同じです。
側面をヤスリで整えたあと、荷台と接合していつも通り箱型に。
妻板は付属するクモル23050用の物を流用しました。
あとはぶどう色に塗装して、側面と同じくらいにカットした屋根をセット、DT10台車を履かせGMの事業用車用のインレタを貼って完成!
車番はクモル24005とクル29001にしました。
クルはベンチレーターが後ろすぎたかな
クモル145と違い固定編成ではないため、写真のようなクモル-クルのみならずさまざまな連結パターンが見られたようです。
この特殊な構造に動力を組み込む技量はないのでどちらもT車となっていて、走らせるには別にM車を連結させる必要があります。そのためにクルの方は(現時点では)アーノルドカプラーにしてあります。TNカプラー買ってこないと…
さて、2セットも買ったので他にもいろいろ作りました。そちらは次回に…
719系をモノにする
先日発売されたNewDays限定鉄コレ第4弾。
オープンパッケージで出ることを心待ちにしていた719系東北色が、ここで出てしまいました。
これはもう編成にするしかないな
ということで片方を電装させます。
まずパンタ周り
以前、ジャンク品でGMキットから403系を錬成しようとしたであろう何かを拾った時についていた交直流屋根を使いました。
以前出た"本物の"クモハ719と比べると機器類がもりもりのため、前後をカットしそれっぽく近づけます。
こんなもんかな
完全に一致はしませんが、かなり近くなったかな
この後屋根同士を接着し、グレーで塗装
外してあった碍子と、"本物"のクモハ719用であるPS37型パンタを取り付けて
おー
元がクハ車のためトイレがついていますが、ここをいじる技量は無いため今回は目を瞑ることにします。
交直流屋根は低屋根構造のため、ボディの妻面上部を多少削り合わせました。
床下は手持ちの余りパーツと、GMのE653系用を切り貼りして近似させています。台車は磐越西線カラーを動力化した時の余りを利用。取っておいてよかったー
26弾で出たあかべぇカラーと並べて
磐越西線は何年も前にE721系化されていますが、未だに磐越西線といえばこの2色のイメージ
スカートは多数派の原型ではなく強化型なので、磐越西線の再現にぴったりです。
通常スカート版こそオープンパッケージにてお待ちしております!!
【おまけ】
昨年のNewDays鉄道の日フェアで売ってたアンレールのE721系を、自作帯で東北カラーにしてみました。
ステッカーでは限界がありますが、少し遠くから見ればそれっぽく見える…?
(それにしてもなかなか…うん、というクオリティですねぇ)
ついに新品を
弊社で取り扱うNゲージは基本的に安い中古品専門でした。
よほど欲しいものでなければ新品なんか手を出せん!と思っていましたが、先日ついに買っちゃった
TOMIX 98720 E217系(4次車・更新車)基本セットA
TOMIX 98722 E217系(4次車・更新車)増結セット
とりあえず基本編成だけ
初めてNゲージの新品を手に…
増結セットは新品ならではの袋入り
ちょっと憧れでした笑
帯が低いとか色々言われてるけどまぁいいか
先頭車だけ持ってる未更新車との並び
一時期見られた未更新×強化スカートと更新×原型スカート
テカテカなので触るのがもったいない…
でも表記類インレタを貼るので恐る恐る手を入れました。
思い出深いY-22編成に
ところでこのTOMIXのE217系、中間車が209-500系の流用だそうです。
上から今回の先頭車・中間車・そして初期ロットの中間車で、よーく見てみると今回のE217系中間は側面幕が一回り小さくなっています。
先頭車や初期ロットでは正しいE217サイズだったのが、209-500を出した時に中間車の金型をいじったようでこうなったとか。
そんなに気になるほどのものではないのでいいけど
早く走らせに行きたいね
ケヨ72を作る その1
いろんなものに手を出すものの完成しないこの頃…
さて、今回は鉄コレの201系でケヨ72編成を作ったお話。
ケヨ72編成は、京葉線で活躍していた201系のうち試作車(900番台)を組み込んでいた編成です。
三鷹区(総武緩行線)から転属後数年活躍しましたが試作車だけ先に廃車となり、同じく試作車を組み込んでいたケヨ73編成の残った量産車と組み2代目ケヨ72編成に、その後分割編成のK1+51編成と6,7号車以外をトレードして2代目K1+51編成に(6,7号車は初代K1+51の8両と合わせて3代目ケヨ72編成に)なったようです。
今回は試作車込みの初代ケヨ72編成を作ります。
まず素材はコレ
鉄道コレクション JR201系京葉線 K4+54最終編成5両セットA
鉄道コレクション JR201系京葉線 K4+54最終編成5両セットB
買って欲しそうに売られてたので買いました。N化済みだったしやったね😙
このうち6両を使います。(残り4両は売り飛ばすか活用するか未定)
そして試作車は某フリマアプリで購入。Bセット5両のうち4両を使います。
揃ったところでまずケースに入れてみました。
左上から1〜8号車、右上が9、右下が10号車です。
編成表
←東京 T'c103-M'M214-M'M213-Tc901-M'c901-M902-T901-Tc103 蘇我→
分割編成みたいですが、クモハ200にATS-Pを搭載できなかったため中間封じ込めの固定編成扱いでした。(東金線内は良くても外房線がダメか)
大まかなやることは
・試作車の塗り替え(オレンジ→スカイブルー)
・第二パンタの撤去(モハ201-902)
・パンタ周りの撤去(サハ201-901)
・表記変更
です。
まず塗り替え
GMのスカイブルーを使用。
色調を合わせるため量産車も上塗りしましたが…下地の色が違うと変わっちゃうんですね。
あとついでに試作車の先頭をTN化しました。少しはイケメンになったかな?
首が長いタイプじゃないとカーブ曲がらないので注意。
次に第二パンタの撤去
加工途中の様子
試作車は当初2パンタでしたが、量産化改造の時に片方撤去されているので再現。
鉄コレのモデルは量産化改造前なのでしゃーない
さて、塗装に失敗してIPAドボンしてたりインレタをまだ買ってないなどここまでしか進んでないので続きは次回
早いうちに完成させます…
なんだね、君?
しばらく書いてないうちにこんなもの作ってました
???
E331系の量産が成功した世界では、京葉線向けに25編成が製造された。これにより捻出された205系は小山に転属することになったが、塩害の酷い2編成を廃車したため足りなくなった分として武蔵野線のケヨM62,63編成も転用されることになり、その代替として製造された。
20m車8両相当の11両編成で、京葉線向けと同じ設計の7両に新設計のの4両が組み合わされている…
という設定。
実現していたら武蔵野線待望の新車だったでしょう。
行きつけのポポンに素材が安く落ちてたので作ろうと思ったのがきっかけ。
製作期間は半年くらいですかね。
忙しかったりやる気がなかったりと放置期間が長かったかな。
ついでにブログに載せる用の製作過程も撮っておいたので後日更新します。
ではでは
☆E331系ファミリーフェスタ☆ その3
久々の更新…
こんにちは。
今回はE331系改造記です。
前回は製作するにあたって下調べした内容をタラタラ書きました。
それらをもとに、『それっぽく』作ります。
ポイントは
- 切り継ぎで13m/16.5m車体
- 自作するしかない連接機構
まず、13m/16.5mの車体をどうするか?
プラ板からフルスクラッチで作り上げる技術はとても無いので、既存のNゲージ製品を切り継ぎます。
素材は、似たような拡幅車体でドアの形が同じであるE231系です。安いジャンク品をポ○ンとかで漁ります。
前回触れたように車体断面の形状が異なりますが、それは目を瞑ることに…
NゲージのE231系はK社、T社、M社から発売されていますが、そのうちM社はドアが丸すぎるなど造りがよろしくありません。その分中古で安いことが多いですが、今回は使いませんでした。技術支援を頂いたサークルのK氏も「やめとけ❤️」と言ってましたし。
K社とT社では微妙にドア窓の形が違いますが、全くの別物というわけでは無いので混用しました。
E331系の顔はこれのライトを長方形にしたようなものなので、パテでライトを整形すればあらびっくり。
側面は、乗務員室背後から2つ目のドアの直前までをカットしました。
乗務員扉と客用扉の間には窓があります。その窓部分は6ドア車から持ってきました。
先頭車の加工はこれくらい。
実物は大窓が一回り小さいため、Nスケールにした場合車体はもうちょっと短くなりますが加工がしんどくなるので見なかったことに。
エッチングキット製品と並べない限りバレなしし()
中間車は、E231系の車体ならなんでもOKなので先述のT社3両セットの中間だったり、209系500番台だったり、E217系だったり…
床下機器も使うので、機器を取れるモハ車を種車にすることが多かったです。
中間車は4ヶ所切って3ドアにします。
ドア間の2つの窓のうち、1号車寄りの窓が小さく14号車寄りの窓は大きくなっているのは13m車では共通です。
実車ではサハ車のみ方向幕がありますが、今回方向幕はステッカーで表現するので方向幕部分の穴あけなどはしていません。変にやったら悲惨なことになりそう😅
とりあえず接着剤で接着した後パテで隙間を埋める→削る→サフを吹いて出来を確認…してからGMの銀色をシューッとしました。
屋根
上から原型、先頭車、中間車
クーラー部分に気をつけながら切り詰めて再現。
モハE331とサハE331では、クーラーとラジオアンテナの位置関係が変わります。
サハE331-500にはパンタグラフがあります。パンタ台周りモハE231-500のものを使用しました。実車とは異なりますがしーらね
切り継いだ後は車体に合わせて長さや歪みを調整して、パテで隙間を埋めてからGMのダークグレーで塗りました。
次回は連接機構と床下機器編です。
205系メルヘンを作る ②
今回は塗装編です。
未塗装キットの組み方としては、大まかにわけると
・箱にしてから塗装
・塗装してから箱にする の2つが挙げられます。
説明書では「箱にしてから塗装」とされています。
この方法では組んだときに側面と妻面の接合部を処理することで仕上がりが綺麗になりますが、側面の塩ビガラスが貼りづらくなります。一方「塗装してから箱にする」法は、塩ビガラスが貼りやすくなるものの接合面が目立ったり、接着剤がはみ出るとせっかくの塗装がダメになってしまいます。塗装済みキットの欠点でもあります。
今回は「塗装してから箱にする」方法にしました。前者だとガラス貼るのが面倒だったので…
また、ステンレス車ということで側面のステンレスの塗り分けをしてみました。
まず側面と妻面にGMの #8 銀色 を吹きます。
説明書の通りにするとこれだけですが、次に側面をマスキングします。
適当です。こんなもんかな
マスキングをした後はクレオスの #8 シルバー(銀) をシューッとします。
色の選別も適当です。何故クレオスを使ったかというと近場のお店に置いてあったから(笑)
先頭車は前面帯だけ先に #11 朱色1号 で塗装しました。
屋根は #9 ねずみ色1号、ベンチレーターやアンテナ、避雷器はサフの色そのままです。
キット付属の信号煙管は太いなぁ
帯は自作デカールを貼るのですが、まだ作ってないので後日…
あとケース買わなきゃ
③に続きます